呑気症チェック!あなたのおなら体質は呑気症が原因?
呑気症(どんきしょう)チェック。その症状は?
呑気症とは・・・多量の空気を無意識に飲み込んでしまうことで胃に溜まる空気の量が通常より増え、その結果、胃の不快感や痛み、お腹が張る(上腹部膨満感)、ゲップやおならが出る、おなかから音が出る、などの症状を発症する病気です。「空気嚥下症」とも呼ばれます。
なーーんだ!空気を飲み込んでいるだけか・・・と、簡単に考えてはいけません。
呑気症は病気です!
現在、呑気症で悩んでいる人は全国に500万人近くいると言われています(人口の約5%!)。特にストレスを受け易い女性に多いようです。症状の中でも大量のガスは日常生活や仕事に甚大な影響を与えます。心当たりのある方は、以下を読み進めることをオススメします。
人は唾液を1回飲み込む時に、同時に2〜4mlの空気も一緒に飲み込みますが、喉や食道に飲み込んだ空気が溜まる場合があります(ほとんどは口や血中から体外に発散されます)。
溜まった部分に異物感があって、それを解消しようとしてさらに空気を飲み込むとますます胃に空気が溜まり、呑気症の症状が現れます。胃に溜まった空気が逆流して口から出るものが「ゲップ」となり、小腸を通り、大腸に溜まったものが「オナラ」となるわけです。
また、呑気症の人は、無意識に歯を噛み締める場合が多く、アゴやこめかみなどの歯をかみ合わせる時に使う筋肉が緊張して痛みが生じたり、肩や首の痛みや凝り、頭痛、腕の痺れ等の症状が現れることがある為、「噛みしめ・呑気症候群」とも呼ばれています。
上記のような症状と、大量のおならやゲップが併発している方は・・・「呑気症」を疑ってみた方がいいかもしれません。
一番多くて厄介なのが、ストレスが原因で呑気症になる人です。自律神経のバランスが崩れて「過敏性大腸症候群」を併発し易く、治療が困難となります。主に仕事や勉強や人間関係のストレスで呑気症になる方が多いようです。
呑気症の原因、チェック
- 精神的ストレス(仕事・受験・人間関係などにストレスを感じてないか?)
- 噛みしめの習慣(顎やこめかみの筋肉に痛みや緊張がないか?)
- 歯ぎしり(過剰に歯ぎしりをしていないか?)
- うつ状態
- 義歯の不適応(噛み合わせが悪い)
- うつむき加減の姿勢が多い(パソコン作業などデスクワーク)
- オーラルディスキネジー(口を無意識に動かす)
- 後鼻漏(鼻水が喉に流れてくる症状)
これらの症状がある方は呑気症を疑ってみて下さい。噛み締めの習慣はほとんど無意識なので、意識して噛み締めてないか注意してみましょう。歯ぎしりの有無はパートナーや親兄弟に聞いてみて下さい。
呑気症の治し方、治療法
呑気症は病気です。病院での治療が必要となりますが、症状を抱えるほとんどの人が放置したまま治療を行っていません。受け入れる病院が少ないこと、自覚症状があまり無い事がその原因です。そしてその原因のほとんどが精神的ストレスです。重度の場合はうつ状態や神経症、心身症等を発症している場合が多く、薬物療法やカウンセリングなどにより改善を促して行きます。
しかし、実際は精神疾患を発症するまで「自分は病気」ということに気付かないので、泥沼にハマルように悪化していく方も少なくありません。
軽度の方は、人より多くゲップやおならが出る程度ですので日常生活に支障はありませんが、重症化する前にきちんと治す必要がありますし、何より「おならが大量に出る」のは苦痛です。
おなら体質の悩みを抱えている方は、程度の大小はあれこの呑気症を併発している場合が少なくないようです。まずは「こういう病気がある」という事をきちんと認識することが大切です。
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